バックアップ前の準備
part2で技術検証して大丈夫そうであることを確認したので、いざ移行です。サービスを解約により全データが消えてしまうのでバックアップ忘れの無いように万全の準備をします。
バックアップファイルの取得
- backupguardでバックアップファイルを取得
- All-in-One WP Migrationでバックアップファイルを取得
htmlファイルのバックアップ
万が一、バックアップファイルからリストアできなかった時のためにブログのhtml等のファイルをローカルに落としておきました。最悪、このファイルを見て1から記事を描き直すことを想定していましたが、結果的に出番はありませんでした。よかったです。
curlでもいけると思いますが、慣れているwgetを使って行いました。興味あればご覧ください。
メンテナンスページの準備
- anal-peropero.comへのアクセス時に表示するメンテナンスページの作成
- Cloudflare側でページルールの設定
サービスの解約&新規契約
解約方法はこちらに詳しく載っています。今回は有効期限を待たずに解約するため、即時解約を選択します。
https://help.mixhost.jp/hc/ja/articles/115003733571-解約方法
新サーバの契約の際にネットでクーポンは探せしたところ、たまたま見つけて初回2000円安くなりました。

1~2日経過すると、旧サーバで利用していたドメインで新規契約できるようになるので、登録します。Wordpressの管理画面にアクセスできるようになれば、リストア作業とCloudflareのリダイレクトの無効化をすれば移行完了です。
移行中の気づき
WordPressのバージョン
WordPressを5.7系でバックアップしていたが、mixhostで作られた時点では5.8系になっていました。リストア完了後はのWordpressのバージョンは5.8系になっていたので、注意が必要です。
プラグイン
最初に作られた時にプリインストールで入っていたプラグインは消えずに残っており、リストア前+リストア後の状態になりました。データのリストアをする前に、リストア用のプラグイン以外は全て消しておいた方が良いと思います。
All-in-One WP Migrationのアップロード上限
All-in-One WP Migrationの比較的最新のバージョンの無料版だと80Mがアップロードの上限のようなので注意してください。というか、バックアップデータが80Mに収まると本気で思っているのかと問い詰めたくなる制約ですね。
Maximum upload file size: 80 M
回避策は以下を参考にしました。簡単にいうと古いバージョンのAll-in-One WP Migrationをインストールして対応します。バックアップソリューションはケチらずに有償版を買った方が良いなと改めて痛感しました。
その他
当たり前ですが、サーバ側にBackupGuardの過去のバックアップファイルがなくなっていました。GoogleDriveに自動保存するようにしているので問題なかったのですが、クラウド連携していない人は移行前にちゃんと退避しておいた方が良いと思います。
移行後のDNSレコードの掃除
Part2でmixhostのレコードをまるっとインポートした時に、用途不明のレコードがいくつかインポートされました。こちらもサポートに問い合わせたところ、以下のように回答いただきました。
WordPressの公開のみ実施される場合は、Aレコードにてホスト名なし、もしくはwww.にて弊社IPアドレスをご指定いただけれましたら問題は無いかと存じます。
その他のレコードについてはメールやFTPを運用される際のレコードとなりますので、特にご設定をされずともよろしいかと存じます。
メールサーバやFTPサーバを運用しないのであれば必要ないですね。サブドメインを設定して運用している場合などは、自身で見直すかサポートに設定内容を確認してみてください。

参考:外部のネームサーバー(DNSサーバー)を利用する場合の設定方法
まとめ
久々に実機を触って検証することができて面白かったです。色々と罠があるのも確認できたので、皆さんもデータ移行は慎重に行いましょう。
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